江戸時代より現代に伝わる地唄舞には、肌で感じる感性や骨格の自然な構造にそった身体の使い方の知恵が詰まっていると思います。
体の内部の感覚を意識することで、年を重ねても楽に体を扱える技を身につけること、体の中心と末端の動きに繋がりをもたせて微妙な動きに気持ちや想いをのせること、を大切にお稽古してまいりたいと考えております。

日常ではいろいろな事で心が乱れます。私はそういう時、舞うことで日常と違う呼吸、日常と違う間合い、日常とは違う身体を意識し、見えないものを観て、聞こえない音を聴き、暫し日常とは違う時を過ごします。日常が他者との関わりの中の時間であるなら、自分の時間を生きるといってもいいのかもしれません。 その時だけは自分が全てであり、しかし自分が自分でないようにも感じます。

ゆったりした地唄の流れに身を任せる時、天へと身を伸ばす時、丹田を感じて呼吸をする時、蜂蜜のようなとろみのある空気に包まれるような気がするのです。

日々のお稽古で少しでもその思いを伝えられるように、お稽古に集中して頂けるように、当稽古場では人と比べることもしませんし、序列もつくりません。
もちろん経済的負担が精神的負担にならないように心がけています。

一番大切なのは、お稽古を通して何かを発見したり気付いたり味わったり、そういうささやかな楽しみを感じていただくことです。
そしてお稽古の目標は、おひとりおひとりの個性がシンプルな舞を通してにじみ出てくることです。個性は決して優劣をつけられるものではありません。

華やかさはありませんが、私にとって舞はそういうものなのです。







         


一対一でのお稽古です。
初歩の方から経験者の方まで、お一人お一人の
得手不得手に合わせて丁寧に指導しております。
完全予約制ですが、他の方のお稽古をご覧頂く
こともお勧めしております。

  30~0分程度
10,000円 
          (月6回、月8回も有) 
    3,000円



 (初回お試し稽古は3000円)

お稽古日


     月曜日       午前~夜間 
     火曜日       午前~夜間 
    木曜日       午前~夜間
     土曜日       午前~夜間 
     上記の中で月単位でご自身でお決めになる回数分、ご予約頂いております。

      八雲稽古場 (東京都目黒区)   東急東横線 都立大学駅より徒歩  
  (浴衣等お稽古着のお預かりもしております)

     *上記以外の曜日・時間をご希望の方はご相談ください。



         


オンラインでの一対一でのお稽古です。
パソコンやスマートホンをご活用頂く形で、個人稽古と同じようにご予約のうえ、遠隔地やご自宅などでお稽古をして頂けます。
少なくとも2か月に一度は対面稽古にお越し頂くことをお勧めいたします。

  30分程度
10,000円 
         (月6回、月8回も有)    
    3,000円

                 水曜日 (月3回)   18:00~21:00 
                 会費 9,000円(月)

                中央区日本橋近辺の施設にて
                到着順の個人稽古になります。

               *こちらは「日本橋地唄舞の会」 主催の稽古となります。
                お申込・お問合せは「日本橋 地唄舞の会」までお願いします。

                 「日本橋地唄舞の会」ブログ  http://nihonbashi-jiutamai.blogspot.jp/

  

持ち物: 
○白足袋 (伸びない足袋をお勧めします)
○浴衣と帯、着付用品(着付けのお手伝いもご相談ください)
 (無料貸出浴衣・半幅帯もございます)


他の費用:
〇入会金 20,000円 (稽古扇代込)
○二本目以降の 稽古扇は 11 ,500円です。(京都 十松屋福井扇鋪製
○年に一度「桐の実会」(お浚い会)にご出演頂き、
 日頃の稽古の成果を発表して頂きます。(参加費 15,000円程度)


当稽古会は:
名取になられる際は 年数ではなく技量をみてお声がけしていますので、数年程で名取になる方もいれば十年弱のベテランでももう一息という方もいらっしゃいます。
名取になられるかどうかは都度ご相談して決めておりますので、名取の技量をお持ちでもご自身のご意思で名取にならずにお稽古を続けている方もいらっしゃいます。
なお、名取式のための費用は20万円前後です。











【舞の系統について】

私共の師、閑崎ひで女(かんざきひでじょ)は
東京で活躍した「神崎ひで」の弟子であり、
神崎流の源流である新町山村流の人間国宝「山村たか」先生にも師事していました。

したがって、師ひで女からは
東京で人気を博した「神崎流」の舞と
上方で伝承されてきた「新町山村流」の舞の
双方を伝授されております。

神崎の舞も、山村の舞も、それぞれ大切に区別してお稽古しております。

 










1966年   生まれ
1969年   日本舞踊の手解きを受ける
1979年   茶道裏千家入門
1984年   白百合学園高等学校卒業
1989年   明治大学法学部卒業
1993年   茶道裏千家真之行台子許状(助講師)取得
1993年より 閑崎ひで女に師事
1999年   名取を許される
2001年   株式会社東芝を退職し、舞に専念
2002年   早稲田大学第二文学部(表現・芸術)卒業
2002年   早稲田大学大学院演劇映像専修(舞踊研究)
        修士課程中退
2002年より 師の体調不良により大伴清女に師事
        地唄舞研究会「花の実会」会員
2011年より 桐崎鶴女として独立 桐崎流主宰となる
        桐崎鶴女 舞の会開催
2013年より 「桐崎地唄舞稽古会」主宰
2014年より コレド室町にて「鑑賞・体験教室」主催
2015年   『世界のダンスⅡ』(不昧堂出版刊)にて
        「東京の地唄舞」を執筆
2015年より 「日本橋地唄舞の会」講師
2017年   アーツカウンシル東京の事業として、
        リトアニア共和国にて公演及び
        ワークショップ開催
2019年  慶應義塾大学大学院SDMヒューマンラボ
       「道の学校」にて登壇
2021年  ハースト婦人画報社「美しいキモノ」に
       インタビュー掲載
2022年  一般社団法人桐崎舞桐崎会設立 
       代表理事に就任
2024年  アーツカウンシル東京の事業として
        イタリアにてワークショップツアー開催
・国立劇場、紀尾井ホールほか舞踊公演出演




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